CalebGattegno Entitre

Gattegno 2

カレブ・ガテーニョ氏は1911年11月11日、エジプトのアレクサンドリアに生まれ、1988年7月28日、フランスのパリでこの世を去る。幼少期にはアラブ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、英語を習得する。1929年、科学の学士を取得、その後マルセイユにて化学と物理学の学士を取得。1932年、数学教育に関する記事やエッセイを出版し始める。1937年、スイスのバーゼル大学にて数学の博士号を取得、1951年、フランスのリール大学にて心理学の博士号を取得。

第二次世界大戦後、イギリスに赴く。ガテーニョはアラブ語が話せるため、大学でアラブ語を学ぶ学生の口頭試験をするよう任される。この時彼は、皆がアラブ語の理論的知識は持っているが、誰も話すことができない、という状況を目の当たりにし、学校における外国語教育の問題に気づく。

1957年、国連のメンバーとしてエチオピアに派遣されると、母国語の読み書きができない子供たちが多くいることに気づき、解決策としてカラーパネルを考案する。このカラーパネルは全てのつづりと発音を色によって結びつけており、それはlecture en couleurs(色による識字)の始まりでもある。何度も改訂を重ねては新しいパネルを試し、想像をはるかに超える効果を証明する。その後、世界を8度歴訪し、40言語以上にわたる非識字問題に取り組むため、同モデルのパネルを練り上げる。

カレブ・ガテーニョ氏は教授、博士、理論家、エッセイストであり、数学、読解、外国語教育の革新的なアプローチによって有名になる。彼は私たちの学び方について追及し、人間は「意識(自覚)」を持ち、常に教育、発展させることが可能であると述べている。生涯による考察に基づき、彼は「教育としての科学 」という定義を提案する。

サイレントウェイは私たちが外国語を学習するために、カレブ・ガテーニョ氏が伝え残したメソッドであり、Comme les Français ではこの教授法を用います。